おばはんのむれがあらわれた

ほぼ毎朝乗る満員の通勤電車に。


昨日イレギュラーなメンツが登場。
どこかにご旅行?など行かれる中高年の女性たちの集団でR。
チャララララララ。みたいな電子音が脳内に響く。



おばはんのむれがあらわれた

スルー
にげる
たたかう
うけいれる


いやいやいや「うけいれる」コマンドしか選べませんから!
もう乗ってきちゃってますから!
つーかどんどん乗り込んで、ぐいぐい押し込まれて
きゃあきゃあ黄色い声出してますから!


いたあいとか。


チッ!
マジうぜえ。



40過ぎてマジうぜえとか言う時点で自分は終わっていると自認するが、もうその言葉でしか表現できない。

だってね。メンツ決まっていて、割とそれぞれの暗黙の了解の上で静かにぎゅうぎゅうした感じを耐え忍ぶのが通勤ラッシュなわけですよ。
男子高校生なども、黙って立ちすくんでるわけですよ。しゃべっている人はほとんどいないんですよ。響くのは電車内アナウンスと、線路を走る音だけ。それが通勤ラッシュなわけです。

だれかてなあ、痛いんじゃ。みんな耐えとんねん。誰もこの2駅ほどから乗った人間、ベストポジションで終点まで行かれへんねん。
だいたいいつものメンツにプラスおまいら10人も入ったら乗車率アップやろ。ほんでそない寒くもないのに、ぎゅんぎゅんに着込んでるから余計膨れてるし、荷物なんでか知らんけど、めっちゃでかいし、カンベンしてくれよ。こっちはまだ電車乗り継いで職場ついたらガシガシ仕事せなあかんねん。

ということを脳内で呪詛のようにつぶやきつつ。
おばはん連中のでかい声での会話をなるべくシャットダウン。

やっと終点。降りるときに、「若い人に押されないように」って睨まれたよお。ちょ、「若い人」ってオレ?いやそうじゃない、多分後ろの男子高校生だ、でも彼はそんな押すタイプでもない。そうか横のサラリーマンだな、うんなどと思ってたら、肘でぐいって押されました。


やっぱ自分だったのねって。

おい。

さっきまでさんざもたれられてたんですけど。で、のそのそ降りるしさあ。ちょっと脇に逸れてくれたらいいのに、降りたところで止まるしさあ。なあ、空気読もう。うん、ほんと読もう。と半泣きで乗り継ぎしようとダッシュかましました。トホホ。


これからはできるだけ「空いた車両に分かれてご乗車ください」を徹底していただければと思います。