おもろい話のおもろさを伝えるにはそれなりの努力がいる

自分の友人は、みな頭の回転が速いので、非常に話がおもろい。
テンポがよいし、話題も多岐に渡る。なので長時間話していても飽きない。

最近しぬほどおもしろくない人間の話に一時間付き合わされてヘキエキしたので、おもろない人とおもろい人の話の違いについて考えてみた。

ネタそのものがありふれており、つまらん場合は別として、残念な気分にさせられるのは、ネタがおもろいのに、話し方がまるでつまらないため、結果として話している本人は楽しそうなのに、回りにはまるで伝わらないという状況である。

おもろい人の場合、まず己のキャラをよく理解している。加えて、軽く自虐が入っている。自慢話というのは、人を不快にさせることはあれ、決して笑えないものである。(嗤える場合はもちろんあるが)

話のテンポもあるだろう。あと山場をうまく使う。おもろい人は盛り上げるのも落とすのもうまい。マエフリが短く、端的に状況を説明できる、また登場人物のことをよく知らなくても、笑える。

ひるがえっておもろない人の場合。
(ちなみに自分は大阪の人間であるため、おもろない=どうでもいいというくらいおもろない人間に対しては厳しい評価をくだす)
せっかくのおもろい話も、お前がしゃべったらおもろないねん!というのは、どこにあるのか。

それは冗漫な状況説明と自分で自分の話に笑ってしまうという最大限のタブーをおかしているところにあるといえよう。
自分しかわかってないキャラの力で強引に「おもろい人がいた」などと言い切ってしまうひとりよがりさ。相手の反応を見ないでしゃべりちらすタイプ。正直幸せだなあとしみじみ。

いくらキミが関西以外出身やからいうてもな、こっちのアンチおもろないフィールドは、とっくに浸食されてしもとんねん。マジやばい、今日などは、セントラルドグマやられかけたでって中2発言しそうになるくらい。

ということはやはり、いろいろと立場的に言えないのであり。

オモロイ人間になるのは、なかなか難しい。話上手になるのも同様である。
テンポのよさとか、キレは、頭のよさに比例するし。

しかしながら、相手の反応をみながらしゃべることくらいは、誰でもできるので。自分のアンチおもろないフィールドにも気づいてもらえるとありがたいのだがまあ難しいな。相手に期待するだけムダだな。

しかしたまに一緒になるので苦痛なんだけど。どうしたらいい?ほんと。