先生はか弱い大人の代弁者かもしれないがワタシはあなたの代弁者ではない

自分の口を借りて、誰かに何かを言いたい人は、ときどき現れる。
自分のくだらない思いつきの主張に、共感してもらえるのは、
非常にありがたいのだが、この問題について、言及しちゃってくださいとか、これについてもスカっと一刀両断しちゃってくださいとか言われると。



違うなあ。



と思う。


なんとなれば、自分はこれこのとおり、非常にワガママな性格を持っているため、おのが興味がわけば、他人様に言われなくても、とっくにやっているのである。



忙しかろうが、無料であろうが、楽しければやる。


現時点で何もしていないということは、自分にとっては、完了した事実である。だから、自分の口を借りて、スカっとしたいという願望は正直捨てていただけると非常にありがたい。



所詮、自分はあなたとは他人なのだ。
自分の口の回転数や、キータッチの速度が上がるのは
自分が関心を持った問題だけである。



代弁してほしい願望は自分のようなわがままで気ままで感情で動くいい加減な人間よりも、他人に頼られてうれしい方々に向けた方が、その方々もまた気持ちよくなられると思うので、双方、利害関係が一致し、よりよい社会になるのではなかろうか。


自分のためになんでもやってるんです。自分のためだからこそ楽しいし、がんばれるのです。世界のためとか、日本のためとか、女性のためとか、子どものため、それで頑張れる人もいるかもしれないけど、自分は、自己中心主義なので、所詮自分のためでしかない。


ああそうか。それをはっきりいえばすっきりするのか。
オブラートに包んで察していただこう、なるべく相手が傷つかないようになんて考えるから、伝わらないのか。

いや、それはただの保身やね。うん。


保身だ。