仕事はあるよ 選ばなければ

本日の朝日新聞の投稿欄に45歳の主婦が仕事がないとつぶやいていた。
確かに面接で「友達に手紙を書くのが好き」とかいうたらアカンやろ。
でも、日々の生活で、「仕事に活かせる自分の強み」を見つけるというのも難しいと思う。そんなもん、求められるようなシーンがまずないものね。

スーパーのレジとかパン工場や給食工場、テレマーケティングとか携帯ショップの販売とか居酒屋のキッチンにファミレスのホールあとパチンコ店とか、そりゃなんでもいいから仕事したいというなら、上記のジャンルならあります。ググってみな。とその主婦には言いたい。

でも彼女がやりたいのはきっとそんなパートではないのね。
なんとなく夢見る感じをおぼえたのは自分だけか。

反面。自分はそのような夢子さんがハードなパート、臨機応変に動かなきゃいけない、管理職は自分より年下、みたいな世界でやっていけるとも思えない。たぶん、すぐにやめちゃうんぢゃないかな。

翻って自分は。正直もうハードな現場はイヤだ。マイペースで仕事したいよ。1人で仕事したいよ。自分なんか全然実務的やないもん。


だいたい今まで後天的に作り上げた仮面で仕事してきたよ。ほんとの自分なんてわからんけどさ、ラクなんは、1人で淡々と作業することで、人にアイソしたり、さかさか処理したり、無理やりモチベーションあげて、テンションあげてやってきただけなんだ。販売員という役、CS担当という役、すべて演技であり。配役に忠実に動くことで自分は評価をもらえてきた。


でもさあ。もう疲れました。演劇部出身は出身やけど自分裏方やったしね。
仕事は。選ばなければ。いくらだってあるんだ。これはほんと。実際自分のようなヤツでも働いてるやん。でも。本当にやりたいこととか時給がいいとか、やりがいがあるとか、納得できることってのは、自分みたいに性格がよろしくないと、見つけられないんだよなあ。残念ながら。


冒頭の投稿者なんぞは。働かなくて暮らせるなら、無理やり社会の荒波に身をおくことなどないのではと思う。それはあなたの本当にしたいことではないはず。好きなことで稼げるほど世の中甘くないぜ。いやほんま。