へぼへぼ日記が面白い

Q.B.B.の「へぼへぼ日記」@朝日中学生ウィークリーがおもろい。
中学生のへぼへぼな生態を描いたものなんだけど。
「とうとうロボが来た」も、ほんとオバカ小学生で、大好きだったけど、この「へぼへぼ日記」の場合、親とのカラミがリアルでおもろいのだった。

今回のへぼへぼは、お母さんが不在時の、息子とお父さんの食事シーン。

同じシチュエーションを描いた名作に、重松清の「カレーライス」がある。
これは小学校の国語の教科書にも載っている。この主人公の少年は軽く「中2病」である。息子がお父さんに感じるイラダチをうまく表現してるなあと思った。


「カレーライス」が息子視点であるのに対し、へぼへぼ〜は、第三者的に淡々と進む。必死で、会話をつなげようとするお父さんのいうことはどこかズレていて、キャッチボールにならない。それでも必死で会話をしようとするお父さんがせつなくて笑える。


お父さんはあまりに息子を知らなさ過ぎるのだ。
といっていつも子どもと接しているはずのお母さんが100%理解しているかというとそれも違うのだけど。少なくとも接する時間の長い人のほうが、コミュニケーションは楽だとは思う。


世の中のお父さんというのはこんなもんなのかも。

それでええんかもしれんけど、ちょっと寂しいやろな。

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中学生日記 (扶桑社文庫 く 3-2)

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