とりあえずキミたち、フェミニズムの洗礼をうけたまへ

「関係する女 所有する男」斉藤環を読んでいる。
女は地図が読めない系の本が大嫌いな自分としては胸のすく感じ。

イライラするので、「その手の本」をなるべく目に入れないように生きているんだけど、日々の他愛ない、素朴な人との会話にすら、ト本系の理論は出てくるわけで。で、自分などがいくら反論しても、バカは聞きやがらない。


そういうときこそ、権威づけの出番なのであり。自分と似たような考え方を持つ「専門家」ぽい人を自分は常に引っ張り出すのであった。ああイヤなヤツだ。しかしながら、最近はもうバカと議論するのも面倒なので、スルーし続けてきたのだけど。

本書で書かれていることの70%は自分にとってはすでに「自明」であると書けばなんといやらしいヤツよのーと言われそうだけど。精神分析の見地から書かれた部分を除けば、自分は一時期どっぷりフェミニズムに浸り、2005年くらいまでの文献はザザっとだけど目も通しているし、それなりに蓄積はあるので。

で、中身だよ。中身を書けよといわれそうだが。それは買って読んでください(爆)

精神分析は、自分はとても好きな分野なんだけど、非常に独学なので語る口を持っておらず。斉藤環の本は、どれも自分にとってはハズレなし。特に本書は読みやすいけれど、ある程度フェミニズム的知識がないとしんどいかな。とは思った。

ではフェミニズム的知識はどこで仕入れるん、という話になるだろうけど。
うーーーん。一番読みやすいのは、いろいろ考えることはあるが、「ザ・フェミニズム」かなあ。ということで。誰が読んでくれるかわからないけど。二冊オススメしておきます。

関係する女 所有する男 (講談社現代新書)

関係する女 所有する男 (講談社現代新書)

ザ・フェミニズム (ちくま文庫)

ザ・フェミニズム (ちくま文庫)